RESEARCH ACHIEVEMENTS 研究実績
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主要研究領域
A 著書(共著・編著を含む)
B 学術論文
C 書評
D 寄稿その他
E 翻訳(および解説)
F 科研費報告書(研究代表者の場合は下線で表示)
G 研究代表者となった科研費の概要および活動内容
第1回ドイツ応用倫理学研究会
第2回ドイツ応用倫理学研究会
第3回ドイツ応用倫理学研究会
第4回ドイツ応用倫理学研究会
第5回ドイツ応用倫理学研究会
第6回ドイツ応用倫理学研究会
第7回ドイツ応用倫理学研究会
第8回ドイツ応用倫理学研究会
第9回ドイツ応用倫理学研究会
第10回ドイツ応用倫理学研究会
第11回ドイツ応用倫理学研究会
第12回ドイツ応用倫理学研究会
第13回ドイツ応用倫理学研究会
第14回ドイツ応用倫理学研究会
第15回ドイツ応用倫理学研究会
第16回ドイツ応用倫理学研究会
第17回ドイツ応用倫理学研究会
第18回ドイツ応用倫理学研究会
第19回ドイツ応用倫理学研究会
第20回ドイツ応用倫理学研究会
第21回ドイツ応用倫理学研究会
第22回ドイツ応用倫理学研究会
第23回ドイツ応用倫理学研究会
第24回ドイツ応用倫理学研究会
第25回ドイツ応用倫理学研究会
第26回ドイツ応用倫理学研究会
第27回ドイツ応用倫理学研究会
第28回ドイツ応用倫理学研究会
H 学会発表その他
I 教育業績
主要研究領域
カントおよびドイツ観念論の実践哲学/倫理学・現代ドイツ応用倫理学・価値理論・近代日本哲学
カント哲学を中心に現代哲学・現代ドイツ応用倫理学や、最近は和辻哲郎などの日本近代哲学の研究に取り組んでいます。
2009年から科研費で「人間の尊厳」についてドイツの哲学者(Schoenrich, Birnbacher, Horn, Sturma, Kettner, Quanteなど)と共同研究を行っており、その延長として価値論的な観点から「尊厳」概念の見直しを継続して研究しています。その一部を一橋大学政策フォーラムで企画するとともに、『思想』第1114号で特集しました。この問題と関連して、生命倫理学などの応用倫理学の分野や、ホネット・ヴェルマー・ゼール・フレイザーなどのフランクフルト学派の社会哲学、特に承認論に関して取り組んでいます。
日本近代哲学に関しては、和辻哲郎を中心に研究していますが、左右田喜一郎や杉村広蔵にも着手したいと考えています。
A 著書(共著・編著を含む)
(1)浜田義文編『カント読本』(共著、法政大学出版局、第I部「カントの理論哲学」の「カントにおける知の構造」担当、pp.91-105、1989年6月) 査読無・依頼論文
(2)「≪定言命法」・普遍化・他者--カント倫理学における「自己自身に対する義務」の意味について--」(単著、カント研究会編『現代カント研究・実践哲学とその射程』第3巻、pp.59-90、1992年1月[晃洋書房]) 査読有
(3)牧野英二・中島義道・大橋容一郎編『カント--現代思想としての批判哲学--』(共著、情況出版、第3章「現代哲学とカント」の「ハ-バ-マスとカント」担当、pp.128-142、1994年4月) 査読無・依頼論文
(4)金子晴勇編『人間学--その歴史と射程--』(共著、創文社、第I部第5章「啓蒙主義の人間学」担当、pp.72-86、1995年4月)査読無・依頼論文
(5)G.Schönrich und Y.Kato (Hg.), Kant in der Diskussion der Moderne, (編著、 Frankfurt am Main[Suhrkamp Verlag]、590pp. 1996年2月)
(6)坂部恵・シェーンリッヒ・加藤泰史・大橋容一郎編『カント・現代の論争に生きる・上』(編著、理想社、序文担当、pp.ⅴ-ⅵ、1998年6月)
(7)長倉誠一・加藤泰史・大橋容一郎編『現代カント研究(第7巻)・超越論的批判の理論』(編著、晃洋書房、第Ⅵ章「≪観念論論駁≫のコンテクスト」担当、pp.104-130および「あとがき」担当、pp.223-226、1999年9月)査読有
(8)入江幸男・霜田求編『コミュニケーション理論の射程』(共著、ナカニシヤ出版、第五章「承認と排除――相互承認論の構造と限界――」担当、pp.109-132、2000年3月)査読無・依頼論文
(9)渡邊二郎監修赤井清晃・一ノ瀬正樹・岡崎文明・小浜善信・加藤泰史・日下部吉信・杉田正樹・谷徹編『西洋哲学史の再構築に向けて』、昭和堂、第12章「表象・外部・他者――『純粋理性批判』における他者の問題」担当、pp.339-372、2000年4月)査読有
(10)坂部恵・シェーンリッヒ・加藤泰史・大橋容一郎編『カント・現代の論争に生きる・下』(編訳書、理想社、シェーンリッヒ論文「理性と文化的図式機能」の翻訳担当、pp.407-447および「日本語版への後書き」担当、pp.449-450、2000年6月)
(11)坂部恵・有福孝岳・牧野英二編『カント全集 2 前批判期論集 Ⅱ』(共訳著、岩波書店、「オプティミズム試論」・「フンク君の早世を悼んで」・「脳病試論」・「ジルバーシュラーク著『火球の理論』についての論評」の翻訳・校訂注・訳注・解説論文担当、pp.273-284、pp.274-295、pp.385-405、pp.407-411、pp.449-455、pp.456-459、pp.475-480、pp.480-486、pp.523-539、pp.539-541、pp.564-568、pp.568-574、2000年9月)
(12)伊原弘・小島毅編『知識人の諸相』(共著、勉誠出版、第Ⅲ章「比較史のなかで」の「十八世紀ドイツの大学改革」担当、pp.151-160、2001年4月)査読無・依頼論文
(13)坂部恵・有福孝岳・牧野英二編『カント全集 17 論理学・教育学』(共訳書、岩波書店、「教育学」の翻訳・校訂注・訳注・解説論文担当、pp.209-316、362-400、419-439、2001年6月)
(14)渡邊二郎監修『西洋哲学史観と時代区分』(共著、昭和堂、第2章「多元的哲学史の構想--ヴィンデルバントと西洋哲学史の問題--」担当、pp.80-136、510pp. 2004年10月) 査読有
(15)竹市明弘・小浜善信編『哲学は何を問うべきか』(共著、晃洋書房、第II部知の問題の第二章「知と「私の外部」」担当、pp.111-131、344.pp. 2005年10月)査読無・依頼論文
(16)坂部恵・有福孝岳・牧野英二編『カント全集 別巻 カント哲学入門』(共著、岩波書店、第II部カント哲学・資料a「『オプス・ポストゥムム』と批判哲学の間」担当、pp.359-406、2006年3月)査読無・依頼論文
(17)渡邊二郎監修『西洋哲学史再構築試論』(共著、昭和堂、第8章「理性批判と公共性の問題」担当、pp.264-331、638pp. 2007年10月)査読有
(18)寄川条路編著『グローバル・エシックス--寛容・連帯・市民社会--』(共著、ミネルヴァ書房、第三章「グローバル化時代における「国家」と「世界市民」的連帯--カント哲学からの考察」担当、pp.65-92、194pp. 2009年10月) 査読無・依頼論文
(19)李光来編『西洋哲学の受容と変容—東アジアにおける西洋哲学受容の問題−−』,2012年3月景仁文化社・韓国,第2部第7章「近代日本におけるカント哲学受容―― 和辻哲郎のカント批判とその現代的意義 ――」担当、p.349−361(p.161−174(韓国語訳),共著
(20)加藤泰史編『大学と学問の再編成に向けて』,編著,2012年3月,行路社,「序論」担当、p.3-15
(21) 有福孝岳・牧野英二編『カントを学ぶ人のために』 共著 2012年 世界思想社 世界思想社、「カントと脳神経倫理」担当、p.386-387
(22) 長澤邦彦・入江幸男編『フィヒテ知識学の全容』 共著 2014年 晃洋書房 第III部第5章「学者論―― フィヒテの社会哲学と「学問の社会的責任」の問題――」担当p.243-257
(23) 藤田正勝編著『思想間の対話』 共著 2015年2月 法政大学出版局 第3部第12章「和辻風土論とトランスカルチュラリズムの問題」担当、p.214-239
(24) 越智博美・河野真太郎編『ジェンダーにおける「承認」と「再分配」』 共著 2015年3月 彩流社 「フレイザーとバトラーの「再分配/承認」論争」担当、p.41-65、
(25) 加藤泰史・舟場保之編『カントと現代哲学』 編著 2015年 晃洋書房 第I章「カントと価値の問題」担当、p.159- 164
(26) 田中拓道編『承認―― 社会哲学と社会政策の対話――』 共著 2016年 法政大学出版局 第1部第3章「承認と正義」担当、p.96-130
(27) 加藤泰史編『尊厳概念のダイナミズム』 編著 2017年 法政大学出版局 編者序文」担当、p.1-18、第1部第2章「自律と承認」担当、p.65-97
(28) 牧野英二編『新・カント読本』 共著 2018年 法政大学出版局 第二部第19章「『オプス・ポストゥムム』のコンテクスト」担当、p.248−264
(29) Yasushi Kato/Gerhard Schönrich (eds.), Kant’s Concept of Dignity 共編著 2019年 グロイター社(ドイツ・ベルリン)Berlin/Boston, De Gruyter 「Introduction」および「The Heuristic Use of the Concept of Dignity in Kantian Philosophy」を担当、p.1-9、p.231-259
(30) 加藤泰史・小島毅編『尊厳と社会』(上・下) 共編著 2020年 法政大学出版局 上巻「編者前書き 「人間の尊厳を守る社会」の構築に向けて」および「現代日本の生命倫理学と尊厳の問題・序説」担当、p.1-14、p.265-296、上巻:448 pp.下巻:456pp.
(31) 加藤泰史・小倉紀蔵・小島毅編『東アジアの尊厳概念』 共編著 2021年 法政大学出版局 「編者前書き「東アジアの尊厳概念」研究の構築に向けて」および「バイオエシックスと生命倫理学の間―医学者の「尊厳」理解」担当、p.1-22、p.25-62、544pp.
B 学術論文
(1)「カントにおける統覚の問題」(単著、中部哲学会編『中部哲学会会報』第16号、pp.9-17、1984年3月) 査読有
(2)「カントにおける自発性の志向的構造--存在論的カント解釈批判に寄せて--」(単著、静岡大学哲学会編『文化と哲学』第3号、pp.53-76、1984年4月) 査読有
(3)「相対主義と歴史の問題--ハ-バマス近代化論の批判的検討--」(単著、全国若手哲学者ゼミナ-ル編『哲学の探求』第12号、pp.55-69、1984年11月) 査読無
(4)「超越論的遂行論と根本的基礎づけの問題」(単著、名古屋大学大学院文学研究家人文科学研究編集委員会編『名古屋大学人文科学研究』第14号、pp.71-82、1985年3月) 査読無
(5)「『純粋理性批判』における矛盾律の問題--形式論理学と超越論的論理学との関係について--」(単著、日本哲学会編『哲学』第35号、pp.141-151、1985年5月) 査読有
(6)「歴史学・方法論・相対主義--小谷汪之『歴史学の方法について』をめぐって--」(単著、名古屋歴史科学研究会編『歴史の理論と教育』第65号、pp.15-24、1985年12月) 査読無
(7)「歴史と生活世界--ハ-バマスのコミュニケイション理論と現代日本の「社会史」研究--」(単著、全国若手哲学者ゼミナ-ル編『哲学の探求』第14号、pp.12-25、1986年11月) 査読無
(8)「超越論的統覚と身体」(単著、『理想』第635号、pp.64-72、1987年7月[理想社]) 査読無(依頼論文)
(9)「言語遂行論と倫理学の可能性--「討議倫理学」とその方法論的諸問題--」(単著、南山大学編『アカデミア(人文・社会科学編)』第53号、pp.153-177、1991年1月) 査読無
(10)「普遍化の論理と相互承認の倫理」(単著、『現代思想・3月臨時増刊特集カント』vol.22-04、pp.342-358、1994年3月[青土社]) 査読無(依頼論文)
(11)「批判の正義と共存の論理」(単著、哲学会編『哲学雑誌』第109号第781巻、pp.86-104、1994年10月[有斐閣]) 査読無(依頼論文)
(12)「≪超越論的人間学」の構想と≪理性の公共化」の問題」(単著、京都大学大学院編『人間存在論』第3号、pp.527-538、1997年3月) 査読無(依頼論文)
(13)「大学空間と批判的公共性の問題」(単著、ドイツ文化・社会史学会編『ドイツ文化・社会史研究』第6号、pp.46-62、1999年3月) 査読無(依頼論文)
(14)「人格と承認――相互承認論の構造と限界・序説――」(単著、南山大学編『アカデミア(人文・社会科学編)』第69号、pp.247-273、1999年3月) 査読無
(15)「カントの≪Übertragungstheorie」と他者の問題」(単著、『理想』第663号、pp.44-58、1999年7月[理想社]) 査読無(依頼論文)
(16)「公共性のユートピア――「理性の公共化」と「都市的」空間の問題――」(単著、哲学会編『哲学雑誌』第115巻第787号、pp.36-56、2000年10月[有斐閣]) 査読無(依頼論文)
(17)「『相互人格性理論』の陥穽」(単著、日本現象学会編『現象学年報』第16号、pp.23-46、2000年11月) 査読無(依頼論文)
(18)「環境倫理学における「承認」の問題」(単著、中部哲学会編『中部哲学年報』第33号、pp.75-91、2001年3月) 査読無(依頼論文)
(19)“ ‘Öffentlichkeit’ in der japanischen Kultur und Gesellschaft ? ”, in: Neue Hefte für Philosophie, Bd.0, (単著、A.Brandt, A.Falkenhagen, H.Gutschmidt, M.Haenel und L.-T.Ulrichs [Hg.], Vernunft und Leidenschaft Nicht-reine synthetische Urteile a priori über Konrad Cramer, Göttingen [Landensfug & Hausrecht Verlag], pp.65-71、2002年4月、査読無[依頼論文])
(20)「理性の制度化と制度の理性化--『学部の争い』の現代的意義--」(単著、京都ヘーゲル読書会編『ヘーゲル學報--西洋近現代哲学研究--』第5号、pp.49-101、2003年5月) 査読有
(21)「相互承認・他者・良心--良心論の予備的スケッチ--」(単著、静岡大学哲学会編『文化と哲学』第20号、pp.29-50、2003年11月) 査読無(依頼論文)
(22)「自律とケアの間--倫理学的転回の中のカント哲学--」(単著、関西哲学会編『アルケー』第12号、pp.125-144、2004年6月) 査読無(依頼論文)
(23)「ディルタイとカントの実践哲学--「他者理解」あるいは“Ubertragung”をめぐるカントとディルタイ--」(単著、日本ディルタイ協会編『ディルタイ研究』第15号、pp.35-48、2004年11月) 査読無(依頼論文)
(24)「啓蒙・他者・公共性--「グローバルな公共性の構築に向けて--」(単著、『情況』12月号別冊、情況出版、pp.189-200、2004年12月) 査読無(依頼論文)
(25)「法的なるものと政治的なるもの--カントの「理性の公共的使用」をめぐって--」(単著、中部哲学会編『中部哲学会年報』第37号、pp.25-38、2005年10月) 査読無(依頼論文)
(26)「カントとフィヒテ--「ナショナリズム」と「コスモポリタニズム」をめぐるカントとフィヒテ--」(単著、日本フィヒテ協会編『フィヒテ研究』第13号、pp.40-65、2005年12月) 査読無(依頼論文)
(27)「前批判期カントにおける「法的なるもの」と「政治的なるもの」」(単著、南山大学大学院文学研究科編『南山ゲルマニスティック--光環--』第17号、pp.57-70、2006年3月) 査読無
(28)「カントと超越論哲学の問題--ひとつの予備的スケッチ--」(単著、南山大学編『アカデミア』人文・社会科学編第83号、pp.41-72、2006年6月) 査読無
(29)「カントと愛国心--パトリオティズムとコスモポリタニズムの間--」(単著、日本カント協会編『日本カント研究8』、pp.85-105、2007年9月) 査読無(依頼論文)
(30)「「二重の周縁から見通す」ことの哲学--『坂部恵集』5における日本哲学の可能性をめぐって」(単著、日本哲学フォーラム編『日本の哲学』第8号、pp.103-112、2007年12月) 査読無(依頼論文)
(31)「カントとヴィンデルバント--「哲学史」構想をめぐるひとつの補遺的スケッチ」(単著、南山大学編『アカデミア』文学・語学編第85号、pp.59-73、2009年1月) 査読無
(32)「EU統合とグローバリゼーションの問題--カント的観点からのアプローチ--」(単著、南山大学地域研究センター委員会編『南山大学地域研究センター共同研究 EU統合の理念と現実 成果報告書 2006-2008』、pp.4-19、2009年3月) 査読無
(33)「現代社会における「尊厳の毀損」としての貧困--格差・平等・国家へのカント的アプローチ」(単著、日本哲学会編『哲学』、第60号、pp.9-31、2009年4月) 査読無(依頼論文)
(34)「『ドイツ国民に告ぐ』の歴史性を問う」をめぐって」(単著、日本フィヒテ協会編『フィヒテ研究』、第17号、pp.48-59、2009年11月) 査読無(依頼論文)
(35)「『現代社会における「尊厳の毀損」としての貧困』への補足--CC概念の予備的考察--」(単著、南山大学編『アカデミア』人文・社会科学編第91号、pp.335-345、2010年6月) 査読無
(36)「改正臓器移植法と尊厳の問題--「人間の尊厳」概念に関する予備的スケッチ--」(単著、南山大学編『アカデミア』文学・語学編第89号、pp.211-226、2011年1月) 査読無
(37)「越境する哲学教育に向けて--非哲学科における哲学教育の可能性--」(名古屋大学高等教育研究センター編『名古屋高等教育研究』第11号、pp.83-92、2011年3月) 査読有
(38)「承認論の未来?」 査読無 単著 2012年 法政大学出版局 『再配分か承認か?』(図書所収論文)p.303-327
(39)「『因果論の超克――自由の成立に向けて』評論三」 査読無(依頼論文) 単著 2012年 日本ヘーゲル学会編 ヘーゲル哲学研究』第18号、pp.173-177
(40)「脳神経科学の哲学的挑戦」査読無・依頼論文 単著 2013年 世界思想社 世界思想社編集部編『世界思想』、 通巻40号pp.46-50
(41)「ヴェルマーとフランクフルト学派2・5世代の意義」査読無 2013年 法政大学出版局 『倫理学と対話』(図書所収論文)pp.299-317
(42)「自然美学と自然倫理学の間」査読無 単著 2013年12月 法政大学出版局 『自然美学』(図書所収論文)pp.415-435
(43)「カントとスピノザ(主義)」査読無・依頼論文 単著 2014年 岩波書店 『思想』第1080号p.138-168
(44)「カントとハイデガー」( 査読無・依頼論文 2014年9月 Heidegger-Forum、第8号、pp.125-140
(45)「現代ドイツの自然美学」査読無・依頼論文 2014年 日本ヘーゲル学会編 『ヘーゲル哲学研究』,第20号,pp.83-96
(46)「クヴァンテの「プラグマティズム的人間学(Pragmatische Anthropologie)」構想と生命医療倫理学の現在」 査読無 単著 2015年 法政大学出版局 『人間の尊厳と人格の自律』(図書所収論文)pp.289−318
(47)「思想の言葉――尊厳概念のアクチュアリティ」査読無 単著 2017年 岩波書店 『思想』第1114号、pp.2-7
(48)「尊厳概念史の再構築に向けて」 査読無 単著 2017年 岩波書店 『思想』第1114号pp.8−33
(49)The Crisis of the Humanities and Social Sciences in the Age of "Innovation": Philosophy as a Critical Facilitator toward a "Civic Turn" of the University 査読無(招待論文) 単著 2017年 (https://philosophy-japan.org) Tetsugaku, Vol.1, pp.8-23
(50)「文化と翻訳、あるいは文化の翻訳—翻訳をめぐる和辻とヘルダー・中間報告」 査読無(招待論文) 単著 2017年 日本哲学会/中国社会科学院/立命館大学編 第五回日中哲学フォーラム予稿集、pp.9−29
(51)「ビルンバッハーの功利主義とドイツの生命・環境倫理学—監訳者あとがきに代えて」(ディーター・ビルンバッハー『生命倫理学—自然と利害関心の間』)(法政大学出版局)、査読無、2018年、497−509
(52)「思想の言葉—批判と公共」『思想』(岩波書店)、査読無、no.1139、2019年、2-6、
(53)「公共と尊厳—一つの見取り図」、『思想』(岩波書店)、査読無、no.1139、2019年、7-28
(54)“Watsuji und Herder über Kultur und Übersetzung-Eine Zwischenbetrachtung-” (Hitotsubashi Journal of Social Sciences, Vol.51 No.1, 63-73, 2020/03). 査読無,単著,2020/03 Hitotsubashi Journal of Social Sciences Vol.51 No.1, 63-73
(55)「オニールとカント、あるいはオニールのカントー監訳者「後書き」に代えて」査読無、単著、2020年11月、法政大学出版局 『理性の構成―カント実践哲学の探究』(図書所収論文)、p.461-473
C 書評
(1)「M.ヴォルフ;『純粋理性批判』における矛盾の概念」(単著、『理想』第619号、pp.282-284、1984年12月[理想社])
(2)「北岡武司著『カントと形而上学――物自体と自由をめぐって――』」(単著、日本カント協会編『日本カント研究』第3号、pp.155-157、2002年6月[理想社])
(3)「佐々木能章著『ライプニッツ術』」(単著、日本感性工学会感性哲学部会編『感性哲学』第3号、pp.122-123、2003年10月)
(4)「千代章一郎著『ル・コルビュジエの宗教建築と「建築的景観」の生成』」(単著、日本感性工学会感性哲学部会編『感性哲学』第4号、pp.98-99、2004年9月)
D 寄稿その他
(1)修士論文要旨「カントにおけるア・プリオリな綜合判断の問題--カント『純粋理性批判』の研究--」(単著、『名古屋大学人文科学研究』第12号、pp.121-122、1983年3月)
(2)「世界に冠たるドイツ・マルク--ドイツ統一に想う--」(単著、静岡大学哲学会編『静岡大学哲学会会報』第7号、1990年11月)
(3)「“Kant in der Diskussion der Moderne”と現代カント研究--1991~1993年のミュンヘン哲学事情--」(単著、ヘーゲル研究会編『ヘーゲル哲学研究』第3号、pp.90-93、1997年8月)
(4)『カント事典』(共著、弘文堂、「関心」等の項目を担当、1997年12月)
(5)『現代倫理学事典』(共著、弘文堂、「カント」・「カント主義」等の項目を担当、2006年11月)
(6)「テクストから現場へ、そして再びテクストへ--越境する哲学教育に向けて--」(単著、名古屋哲学教育研究会編『哲学教育を考える』、pp.59-71、2009年3月)
(7)「創刊の辞、あるいは純粋哲学と応用倫理学の関係」(単著、ドイツ応用倫理学研究会編『ドイツ応用倫理学研究』創刊号、pp.v-viii、2010年3月)
E 翻訳(および解説)
(1)D.ラカプラ「『ウィトゲンシュタインのウィ-ン』と『論理哲学論考』」(単独訳、『現代思想・12月臨時増刊特集ウィトゲンシュタイン』vol.13-14、pp.140-164、1985年12月[青土社])
(2)P.ライジンガ-「超越論的図式論と算術」・J.F.ロ-ゼンバ-グ「アプリオリと再構成への批判」・R.C.S.ウォ-カ-「ミッテルシュトラ-ス論文についてのいくつかの疑問」(共訳、産業図書、竹市明弘編ヘンリッヒ・ア-ペル・ロ-ティその他『超越論哲学と分析哲学』、pp.353-386、1992年11月)
(3)H.スピーゲルバーク/立松弘孝監訳『現象学運動(上)』(共訳、世界書院、第4章および第5章担当、pp.494-665、2000年5月)
(4)G.プラウス「ハイデガーと実践哲学」(単独訳、法政大学出版局、下村英二ほか監訳『ハイデガーと実践哲学』、pp.214-233、2001年2月)
(5)W.エアトル「トマス・アクィナスと<意味論に根差した>議論」(共訳、南山大学社会倫理研究所編『社会と倫理』第14号、pp.61-85、2003年1月)
(6)A.ホネット『正義の他者』(共訳、法政大学出版局、449pp.2005年5月)
(7)G.シェーンリッヒ『カントと討議倫理学の問題--討議倫理学の限界と究極的基礎づけの価値/代償について--』(監訳、晃洋書房、248pp. 2010年9月)
F 科研費報告書(研究代表者の場合は下線で表示)
(1)「カントおよび現代哲学における『内』と『外』の相関概念に関する理論的・歴史的研究」(単著、平成7-9年度文部省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、29pp.1998年3月)
(2)「「哲学的考古学( philosophische Archäologie )」としての「哲学的哲学史」――カントとヴィンデルバントの「哲学史」構想をめぐって――」(単著、平成11-14年度文部科学省科学研究費補助金[基盤研究B(1)]研究成果報告書・研究代表者・岡崎文明、pp.50-55、2003年1月)
(3)「相互承認論に関する理論的・歴史的研究」(単著、平成12-14年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、28pp.2003年3月)
(4)「ハーバマスとマルチカルチュラリズムの問題--ひとつの予備的スケッチ--」(単著、平成12-15年度文部科学省科学研究費補助金[基盤研究(C)(2)]研究成果報告書・研究代表者・遠藤寿一、pp.14-22、2004年3月)
(5)「ナショナリズム・共和主義・世界市民主義」(単著、平成17年度文部科学省科学研究費補助金[基盤研究(B)]・中間報告書・研究代表者・寺田俊郎、pp.95-102、2005年9月)
(6)「現代ドイツにおける経済倫理学の諸潮流--ひとつの予備的スケッチ--」(単著、平成15-18年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(A))研究成果報告書・研究代表者・杉田正樹、pp.55-63、2007年3月)
(7)「パトリオティズム・コスモポリタニズム・ナショナリズム--「政治的近代化」および「国民国家」をめぐる一つのスケッチ--」(単著、15-18年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書・研究代表者・舟場保之、pp.108-115、2007年3月)
(8)「和辻風土論とマルチカルチュラリズムの問題・序説--「越境する身体」としての「旅行者」--」(単著、平成16-18年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書・研究代表者・藤田正勝、pp.104-119、2007年3月)
(9)「国家の正義と教育の正義--前批判期カントとペスタロッチ--」(単著、平成16-18年度文部科学省科学研究費補助金[基盤研究(B)]研究成果報告書・研究代表者・宇佐美公生、pp.77-90、2007年6月)
(10)「18世紀ドイツ哲学と「もう一つの公共性の構造転換」に関する理論的・歴史的研究」(共著、平成17-18年度文部省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、175pp. 2007年5月)
(11)「和辻哲郎のカント解釈と風土的身体の問題」(単著、平成19-21年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書・研究代表者・藤田正勝、pp.113-128、2010年3月)
(12)「ドイツ応用倫理学の総合的研究--「人間の尊厳」概念の明確化を目指して--」(共著、平成19-22年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、371pp. 2011年3月)
G 研究代表者となった科研費の概要および活動内容
(1)「カントおよび現代哲学における『内』と『外』の相関概念に関する理論的・歴史的研究」(単著、平成7-9年度文部省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、29pp. 1998年3月)
*「内」の問題として主に人格の成立を取り上げ、その場合に特にカント倫理学独自の「自己自身に対する義務」に着目し、それにもとづいて「目的の国のパラドクス」の重要性を指摘することで相互承認の限界を明らかにすると同時に、「外」の問題として「公論の空間」の基本的特徴をカントの大学論に即して解明した。
(2)「相互承認論に関する理論的・歴史的研究」(単著、平成12-14年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、28pp. 2003年3月)
*この科研費プロジェクトは(1)の研究成果を引き受けて、古典的な相互承認論の形成史をフィヒテ哲学から再構成しながら相互承認論そのものの問題構制を確認し直すと同時に、現代の認知心理学および環境倫理学において新たに胎動している相互承認論を批判的に検討したものである。前者では特にフィヒテとヘーゲルを分析し、後者では認知心理学の「Theory Theory(理論説)」と「Simulation Theory(模擬説)」との論争を取り上げ、環境倫理学ではハーバマス、ゼール、ベーメの承認論を取り上げ、とりわけ「情感的承認」をめぐる議論を批判的に検討した。それはまた、環境倫理学を別の哲学的観点から再検討するための準備作業でもある。またさらに、フィヒテのスピノザ評価を介して「相互身体性」という問題を取り出してみたが、これは後の日本哲学研究に繋がる論点となった。
(3)「18世紀ドイツ哲学と「もう一つの公共性の構造転換」に関する理論的・歴史的研究」(共著、平成17-18年度文部省科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、175pp. 2007年5月)
*いわゆる「公共性の構造転換」はハーバマスの理論的および歴史的分析によって一定程度明らかとなり有名となったが、しかしハーバマスの分析がすべての思想的運動を網羅していたわけではない。むしろハーバマスの見落としていた運動には現在の視点から評価して重要なものも少なくない。特になぜ「öffentlich」=「staatlich」という図式が解体され「öffentlich」が新たな意味を獲得したのかに関する分析はハーバマスの理論では不十分であり、基本的に説明できていないと言ってよい。この問題を考える上で注目に値するのは、ベルリン啓蒙主義であり、バーゼドウなどの教育学的議論であり、さらに「哲学する自由(libertas philosophandi)」=「学問の自由」ないし「私講義」をめぐる大学改革であって、これらはまさにハーバマスが見落としていたり軽視したものにほかならない。本研究プロジェクトでは、こうした問題を主題化することでカントをはじめとする18世紀ドイツ哲学のラディカルな可能性と、当時の学問状況の重要性をこれまでとは異なった新たな観点から析出可能となることを示そうと試みた。この試みの一環として、ドイツからドレスデン工科大学のシェーンリッヒ教授を招聘して講演会・コロキウムを企画して「日本フィヒテ協会」・「南山大学ヨーロッパ研究センター」・「大阪大学大学院文学研究科哲学教室」と共同で開催した。その際に「Prof. Dr. Gerhard Schönrich (Dresden): Ringvorträge in Nagoya und Osaka」と題した小冊子を作成した。これに関する活動内容は以下の通りである。
(A)「94年知識学における三根本命題の記号論的読解」(日本フィヒテ協会、南山大学、2006年11月18日)
(B)「対応説としてのカントの真理論」(南山大学ヨーロッパ研究センター、南山大学、2006年11月19日)
(C)「規則に従うことの制度化? モデルとしてのカントの法状態」(大阪大学大学院文学研究科哲学教室、大阪大学、2006年11月21日)
(4)「ドイツ応用倫理学の総合的研究--「人間の尊厳」概念の明確化を目指して--」(共著、平成19-22年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書・研究者代表・加藤泰史、371pp. 2011年3月)
*日本の応用倫理学研究は、アメリカの生命倫理学の導入から始まった。このとき、最先端の医療技術を後追い的に正当化するというアメリカの生命倫理学の基本的特徴も同時に受け継がれてしまった。しかも議論は功利主義的な枠内に終始し、「人格」をめぐる「パーソン論」も技術的な議論が大勢を占めて残念ながら哲学的にはそれほど深まらなかった。批判的態度は薄弱なままであったと言ってよい。それに対して、ドイツの応用倫理学研究は従来の哲学史研究の蓄積を生かしながら「人間の尊厳」概念を中心に、「尊厳と価値」や「尊厳と人権」などという仕方でより根本的かつ批判的に問い直そうとするとともに、アメリカの応用倫理学研究では等閑にされていた義務論的議論も積極的に展開している。さらに文化的価値多元性に関する考察も十分に射程に入れていると評価できる。実際に、アメリカの応用倫理学研究もその行き詰まりの中でドイツの議論に注目し、それを導入しようとさえしているのである。このような研究状況を踏まえて本研究プロジェクトは、より本格的にドイツ応用倫理学(生命倫理学・環境倫理学から脳神経倫理学・グローバルエシックスまでの領域)を検討することで、特に「人間の尊厳」概念を多角的に考察することを目指した。そのために日本側の研究グループは「ドイツ応用倫理学研究会」を組織し、またドイツ側にもシェーンリッヒ(ドレスデン工科大学)・ビルンバッハ-(デュッセルドルフ大学)・シマダ(デュッセルドルフ大学)・シュトゥルマ(ボン大学)を中心に研究グループを結成してもらい、協力関係を構築して共同研究を遂行することにした。そしてその研究成果を日本およびドイツでシンポジウムやワークショップなどを開催することで検討してきた。これらが開催されるつどに小冊子を作成したが、それらに加えて関連するさまざまな論稿や翻訳を追加掲載した『ドイツ応用倫理学研究』を新たに刊行して現在は第3号を編集中である。またこうしたシンポジウムなどの成果はドイツでも論文集として編集して公刊予定である。たとえば、2010年9月に開催された「尊厳と価値」のシンポジウムは、シェーンリッヒ/加藤編『Würde als Wert(価値としての尊厳)』と題してmentis Verlagから刊行予定である。この間の活動内容は以下の通りである。
第1回ドイツ応用倫理学研究会
(共催:南山大学ヨーロッパ研究センター)
2007年7月28日 13:00~17:30 南山大学J棟1階 特別合同研究室
総会
松田純(静岡大学教授)
「ドイツ生命政策の現況」
第2回ドイツ応用倫理学研究会
国際シンポジウム「医療薬学の歴史と文化」
(主催:薬の倫理学と薬剤師の倫理教育プログラムの構築および薬の歴史文化論的研究プロジェクト、共催:静岡大学人文学部、生命操作の時代における人間生命と社会の存在形態の可能性に関する研究プロジェクト)
2007年9月15日 10:30~17:00 静岡市産学交流センター
ディルク・ランツェラート(ドイツ連邦文部科学省(生命諸科学における倫理のためのドイツ情報センター)研究主任)
「病気の概念とエンハンスメント」
デニィー・レネヴェイ(スイス・ローザンヌ大学教授)
「中世医療文化のheteroglossia」
奥田潤(広島大学准教授)
「薬師如来の薬壺と健康祈願」
第3回ドイツ応用倫理学研究会
「ビジネスエシックス:日本におけるCSRの現状と問題点」
(共催:南山大学ヨーロッパ研究センター)
2007年9月23日 13:00~17:30 南山大学J棟1階 特別合同研究室
加藤正人(中外製薬社会責任推進部課長)
「中外製薬の社会的責任とその取組みについて」
池田耕一(立教大学ビジネスデザイン研究科教授)
「日本におけるCSRの歴史と現状」
カロリーナ・グリュンシュロス(デュッセルドルフ大学特任講師)
「日本とドイツにおけるCSR」
第4回ドイツ応用倫理学研究会
カロリーナ・グリュンシュロス(デュッセルドルフ大学特任講師)
「日本とドイツにおけるCSR」
第5回ドイツ応用倫理学研究会
講演会「「人間の尊厳」と公共性」
(共催:上智大学哲学科)
2007年10月28日 10:00~12:00 上智大学四谷キャンパス7号館11階文学部共用室A
長島隆(東洋大学教授)
「「人間の尊厳」と医学医療の公共性―ドイツにおける憲法論争と医療システムをめぐって」
第6回ドイツ応用倫理学研究会
第5回handai metaphysica特別講演会
(共催:handai metaphysica)
2008年1月11日 15:30~17:30 大阪大学豊中キャンパス 待兼山会館
ラインハルト・ブラント(マールブルク大学教授)
“Kants Begriff der Person(カントの人格概念)”
第7回ドイツ応用倫理学研究会
京都ヘーゲル読書会
(共催:京都ヘーゲル読書会)
2008年1月13日 13:50~16:40 京大会館
ラインハルト・ブラント(マールブルク大学教授)
“Die pragmatische Anthropologie und die Selbstbestimmung des Menschen bei Kant(カントにおける実用的人間学と人間の自己規定)”
第8回ドイツ応用倫理学研究会
(共催:南山大学ヨーロッパ研究センター)
2008年1月14日 13:00~17:30 南山大学J棟1階 特別合同研究室
田中美紀子(マールブルク大学)
「ドイツにおける企業倫理――分析と傾向」
ラインハルト・ブラント(マールブルク大学教授)
“Kants Konzept der Menschenwürde in Anschluss an die Biethik(生命倫理との関わりにおけるカントの人間の尊厳の概念)”
第9回ドイツ応用倫理学研究会
2008年3月16日~17日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
3月16日 13:00~18:00
高畑祐人(名古屋大学非常勤講師)
「カント的義務倫理と生命」(ないし応用)倫理―R.ブラント教授のカント論への一つの回答」
齊藤元紀(法政大学・大学院兼任講師、国士舘大学非常勤講師)
「人格と実存の間―アンネマリー・ピーパーの解釈を手がかりに」
ブルース・マクファレイン(名古屋大学高等教育センター客員研究員)
“Researching with Integrity: the ethics of academic investigation
3月17日 9:30~17:00
総会
中澤武(長野大学非常勤講師・早稲田大学非常勤講師)
「歴史における法理と倫理―ドイツの議論に見る『人間の尊厳』再考の視点」
浅見昇吾(上智大学准教授)
「生命倫理は究極的基礎付けを必要とするか?―ヴィットリオ・ヘスレと生命倫理の問題」
第10回ドイツ応用倫理学研究会
第5回広島大学応用倫理学プロジェクト研究センター例会
(共催:広島大学応用倫理学プロジェクト研究センター)
2008年7月15日 10:30~12:00 広島大学大学院文学研究科1F大会議室
マティアス・ルッツ・バッハマン(フランクフルト大学教授)
“Die Drohung von Gewalt und neuer miltälischer Macht als Herausforderung des internationalen öffentlichen Rechts(国際公法への挑戦としての暴力と新しい軍事的パワーの脅威)”
第11回ドイツ応用倫理学研究会
2008年7月26日 13:30~17:00 南山大学J棟1階 特別合同研究室
高畑祐人(名古屋大学非常勤講師)
「ドイツにおける人間の尊厳の論争状況」
第12回ドイツ応用倫理学研究会
日独ビジネスエシックスシンポジウム「ドイツにおけるビジネスエシックス:人間の尊厳を中心として」
Wirtschaftsßund Unternehmensethik in Deutschland mit dem Schwerpunkt:^
das Konzept der Menschenwürde
2008年9月5日~7日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
9月5日 16:30~18:30
ペーター・コスロウスキー(アムステルダム自由大学教授)
“The Purpose of Business and the Future of Society(ビジネスの目的と社会の未来)”
9月6日 9:30~18:00
アンドレアス・リースラント(南山大学准教授)
“Automobil und Nation in der Werbung(広告のなかの自動車とネイション)”
岩原昭彦(株式会社デンソー 経営企画部CSR推進室)
“DENSO Group Efforts in CSR(デンソーのCSRへの取り組み)”
アルベルト・レール(ツイッタウ国際大学教授)
“Würde in der Unternehmensethik(企業倫理における尊厳)”
ケルト・ライナー・ヴァーグナー(デュッセルドルフ大学教授)
“Die Würde der Ärmsten als Unternehmensverpflichtung(企業の義務としての最貧者たちの尊厳)”
9月7日 10:00~16:30
マティアス・ケトナー(ヴィッテン・ヘァデッケ大学教授)
“Zwei philosophische Paradigmen der Wirtschaftsethik in Deutschland(ドイツにおける経済倫理の二つの哲学的パラダイム)”
カロリーナ・グリュンシュロス(ヘンケルジャパン)
“The CSR boom in Japan as an opportunity for Western corporations to gain competitive advantage(西洋企業が競争優位性を獲得するチャンスとしての日本におけるCSRブーム―ボルヴィックの1L for 10Lプログラムの場合)”
島田信吾(デュッセルドルフ大学)
“Die Würde des Menschen in Unternehmen―aus der Perpektive der kulturvergleichenden Soziologie(企業における人間の尊厳―比較社会学の観点から)”
第13回ドイツ応用倫理学研究会
日独生命倫理学シンポジウム「ドイツにおける生命倫理学:人間の尊厳を中心として」
Menschenwürde in Anschluss an die Bioethik in Deutschland
2008年9月17日~19日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
9月17日 13:30~18:00
ユルゲン・シュトラウブ(ボッフム大学教授)
“Der naturalisierte und der programmierte Mensch(自然化された人間とプログラム化された人間)”
アルント・ポルマン(マクデブルク大学講師)
“Die Würde des Menschen unter dem Mikriskop―Versuch einer Begriffsklürung im Anschluss an die deutsche Bioethik-Debatte(マイクロスコープのもとにみる人間の尊厳―ドイツでの生命倫理論争に即した概念整理の試み)”
ディーター・シュトゥルマ(ボン大学教授)
“Würde und Anerkennung. Bioetische Überlegungen in interkultureller Absicht(尊厳と承認 インターカルチュラルな意図における生命倫理の考察)”
松田修(京都府立医科大学准教授)
“Promise and problems of iPS cell technology(iPS細胞技術の展望と課題)”
ハンス・ペーター・リーダーバッハ(関西学院大学教授)
“Individuum und Menschenrechte: Zum Begriff der Würde in Japan(個人と人権―日本における尊厳概念について)”
9月19日 10:00~18:30
ディーター・ビルンバッハー(デュッセルドルフ大学教授)
“Menschenwürde in der Bioethik(生命倫理における人間の尊厳)”
中澤武(長野大学非常勤講師・早稲田大学非常勤講師)
“Menschenwürde zwischen Deutschland und Japan―Prolegomena zu einer kulturvergleichenden Studie―(日独のあいだに立った人間の尊厳―日独比較文化論的研究への序章)”
島田信吾(デュッセルドルフ大学)
“Die Würde in Bioethik―eine kulturvergleichende Betrachtung(生命倫理における人間の尊厳―比較文化的考察)”
第14回ドイツ応用倫理学研究会
第6回広島大学応用倫理学プロジェクト研究センター例会
(共催:広島大学応用倫理学プロジェクト研究センター)
2008年12月23日 10:00~18:00 広島大学大学院文学研究科1F大会議室
桐原隆弘(下関市立大学非常勤講師)
「マイヤー=アービッヒの自然中心主義(Physiozentrik)―『実践的自然哲学』(1997年)の検討」
濱井潤也(広島大学大学院)
「ヘーゲル『法の哲学』における戦争論とグローバリズム」
硲智樹(広島文教女子大学非常勤講師)
「民主制・法・平和―平和構築の基盤としての公共性について―」
宇野正三(元広島平和文化センター研究員)
「『平和の原理』要旨」
山内廣隆(広島大学教授)
「新冷戦と国家連合」
真嶋俊造(北海道大学准教授)
「現実主義、平和主義、正戦論:戦争と平和を考える3つのアプローチ」
石崎嘉彦(摂南大学教授)
「テクノロジーと僭主政治―これらに立ち向かう論理とは」
第15回ドイツ応用倫理学研究会
「規範意識のパースペクティブからみた脳神経倫理学」
Neuroethik unter der Perspektive des Normenbewußtseins
(共催:南山大学ヨーロッパ研究センター)
2009年7月25日~26日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
7月25日 13:00~17:00
総会
桐原隆弘(下関市立大学)
「ヴォルフ・ジンガーにおける「文化的進化」の概念について」
虫明茂(就実大学)
「ニューロエシックスの諸問題」
7月26日 10:00~15:30
ヤン-ヘンドリック・ハインリクス(エアフルト大学)
“Neurophilosophie – Die langsame Emanzipation der Wissenshaft von der Sensation(脳神経哲学―もうそろそろ学問をセンセーションから解放するべきではないか)”
ベアート・ハインリクス(生命科学における倫理のためのドイツ情報センター(DRZE))
“Neurowissenschaften – Moralphysiologie – Handlungsgründe: Ein kritischer Überblick(脳神経科学・道徳生理学・行為の根拠)”
第16回ドイツ応用倫理学研究会
日独ケア倫理学シンポジウム「人間の尊厳あるいはケアと自律の関係を重点として」
Feministische Ethik mit dem Schwerpunkt: das Konzept der Menschenwürde oder Zwischen Sorge und Autonomie
2009年9月1日~3日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
9月1日 14:20~16:30
クリストフ・ホルン(ボン大学)
“Partialismus und Impartialismus in unserer moralischen Intuition(われわれの道徳的直観における不公平主義と公平主義)”
フラーヴィア・モンツェリ(モリーゼ大学教授)
““For whom are you doing this to me?” Care between practice and ethics”(「あなたが私にしていることは誰のためなのか?」実践と倫理の間のケア)”
ギブソン松井佳子(神田外語大学教授)
“Reconceptualizing Autonomy/Care and Public/Private: -Can the Ethics of Care Become a Global Ethics?-(自律/ケアと公/私を再度概念化する-ケアの倫理はグローバルエシックスになりうるか)”
マティアス・ケトナー(ヴィッテン・ヘァデッケ大学教授)
“Die „Andere Stimme“ in der philosophischen Theorie der Moral(哲学的道徳理論における「もう一つの声」)”
9月3日 10:00~17:30
チェリア・シュポーデン(デュッセルドルフ大学講師)
“Zum Spannungsverhältnis zwischen älztlicher Fürsorge und Patientenautonomie am Beispel von Patientenverfügungen(医師の配慮と患者の自律の緊張関係について、患者の事前指示を例に)”
林香里(東京大学准教授)
“On Journalism and the Ethics of Care
(「ケアのジャーナリズム」試論:情報化時代のマスメディアの「もう一つの倫理」)”
島田信吾(デュッセルドルフ大学教授)
“Fürsorge und Autonomie als Grundlagen des sozialpolitischen Denkens – eine kulturvergleichende Perspektive(社会政策思想のキーワードとしての「Fürsorge」と「Autonomie」)”
第17回ドイツ応用倫理学研究会
日独環境倫理学シンポジウム「環境倫理学 人間の尊厳概念を中心として」
Umweltethik mit dem Schwerpunkt: das Konzept Menschenwürde
2009年9月12日~13日 南山大学J棟1階 特別合同研究室
9月12日 10:30~16:30
高田純(札幌大学教授)
“Umweltethische Umdeutung des kantischen Denkens(カント思想の環境倫理学的再解釈)„
ディーター・シュトゥルマ(ボン大学教授)
“Die Würde des Menschen und Der Wert der Natur(人間の尊厳と自然の価値)„
9月13日
ディーター・ビルンバッハー(デュッセルドルフ大学教授)
“Limits to substitutability in nature conservation(自然保護における取り換え可能性に対する制限)„
島田信吾(デュッセルドルフ大学教授)
“Natur und Umweltverständnis im Kulturvergleich – das Eigene und das Fremde(自然観の比較文化-自分かと異文化)„
第18回ドイツ応用倫理学研究会
「介護およびケア概念の日独比較」
(共催:南山大学ヨーロッパ研究センター)
2009年9月19日 13:30~17:30 南山大学J棟1階 特別合同研究室
吉武久美子(順天堂大学准教授)
「産科医療における合意の原則について」
浜渦辰二(大阪大学教授)
「日本における高齢者ケアを考える」
チェリア・シュポーデン(デュッセルドルフ大学講師)
「医師の配慮と患者の自律の緊張関係について、患者の事前指示を例に
第19回ドイツ応用倫理学研究会
地域研究センター共同研究「ボローニャプロセス以後の欧米を中心とした大学制度の変貌と新しい学問状況」、ヨーロッパ研究センター共催シンポジウム
2009年11月7日(土)13:30~16:45
山下和也(京都文教大学非常勤講師)
「カント、和辻哲郎からオートポイエーシスへ」
阿部美由紀(玉川大学非常勤講師)
「ゲルノート・ベーメの自然美学」
11月8日(日)13:30~15:00
Prof. Friedo Ricken(ミュンヘン哲学大学名誉教授)
「Anthropozentrismus oder Biozentrismus?: Habermas und Bioethik」
第20回ドイツ応用倫理学研究会
地域研究センター共同研究「ボローニャプロセス以後の欧米を中心とした大学制度の変貌と新しい学問状況」、ヨーロッパ研究センター共催シンポジウム
西山雄二(東京大学特任講師)
宮崎裕助(新潟大学准教授)
コメンテーター ギブソン松井佳子(神田外語大学教授)
「ジャック・デリダにおける教育と哲学―ドキュメンタリー映画『哲学への権利―国際哲学コレージュの軌跡』をめぐって」
第21回ドイツ応用倫理学研究会
Internationaler Workshop : Zur gesellschaftlichen Relevanz des unternehmerischen Handelns. Unternehmensethik in Japan und Deutschland
2010年3月11日14時~13日12時
開催場所 デュッセルドルフ大学ゲストハウス(ミッケルン城Schloss Mickeln)
11日
Iwasa Nobuaki (Nagoya): Sympathy-orientied Ethics ―Business Ethics from Japanese Tradition
Gerd Rainer Wagner (Düsseldorf): Zum Status Quo der Unternehmensethik in Deutschland
12日
Takeshi Nakazawa (Tokyo/Nagano): Zeitpolitik der Nippon AG? Die Konzeption der Work-Life-Balance aus der japanischen Perspektive
Annette Schad-Seifert (Düsseldorf): Work-Life-Balance im deutsch-japanischen Vergleich
Alois Moosmüller (München): Kulturelle Diversität in multikulturellen Unternehmen
Minou Friele (Düsseldorf): Kooperation zwischen Loyalität und Korruption
13日
Michitaro Kobayashi (Nagoya): CSR and corporate competitive advantage
Uwe Holschneider (Duisburg): CSR im deutsch-japanischen Vergleich
第22回ドイツ応用倫理学研究会
(共催:南山大学経営研究センター)
「ビジネス倫理学・ワークショップ ―倫理学と経営学の結節点としてのCSR概念」
2010年6月13日、13:00~19:00 南山大学J棟1階合同研究室
「日本企業のCSRの現状」
パネリスト 山中裕(三菱ケミカルホールディングス内部統制推進室部長)
「CSR ―途上国支援の限界とBOPビジネスの可能性―」
松本明(大和ハウス工業CSR推進室室長)
「大和ハウスにおけるステークホルダーとのコミュニケーション活動」
コメンテーター ギブソン松井佳子(神田外語大学教授)
「CC概念とCSR概念の理論状況」
パネリスト 中谷常二(近畿大学准教授)
「日本におけるビジネス倫理学研究の問題点」
勝西良典(上智大学嘱託講師)
「企業活動の自足性――CSRとCCの基盤構築のために――」
コメンテーター 小林道太郎(大阪医科大学講師)
「世界のCSR枠組みの流れと重点課題―ISO社会的責任規格の狙い、目的、および中核主題、最終案まとまり方について―」
パネリスト 深田静夫(インタービジネス・ネットワーク代表取締役/2009年まで日本経団連「社会的責任経営部会」委員&ISOタースクフォース委員およびISO/SR規格化ワーキング・グループ日本代表産業界エキスパート兼同団長)
コメンテーター 岩佐宣明(愛知県立大学非常勤講師)
第23回ドイツ応用倫理学研究会
国際ワークショップ「ドイツにおける脳神経倫理学研究の現状」
2009年7月24日(土)13:00~18:40/場所 南山大学J棟3階 J302
主催 南山大学地域研究センター
香川知晶著『命は誰のものか』(ディスカヴァー21)について(合評会)
提題者:香川知晶(山梨大学)/コメンテーター:高畑祐人(名古屋大学)、岩佐宣明(愛知県立大学)、宮本敬子 (名城大学)
「思考は自由か? 心的な自己決定権について」
提題者:ヤン・クリストフ・ブブリッツ(ハンブルク大学)/コメンテーター:ギブソン松井佳子(神田外語大学)、別所良美(名古屋市立大学)
「ニューロエンハンスメントをめぐる議論の現状」
提題者:ダヴィニア・タルボット(ミュンスター大学)/コメンテーター:松田純(静岡大学)
第24回ドイツ応用倫理学研究会
国際ワークショップ「グローバルエシックス:人間の尊厳概念を中心として」Internationaler Workshop Globale Ethik mit dem Schwerpunkt: das Konzept der Menschenwürde
2010年9月1日(水)・2日(木)南山大学J棟1階特別合同研究室
9月1日 12:50~16:50
アンナ・プリンツAnna Prinz(駐日ドイツ公使)
Menschenrechte und Europäische Integration「人権とヨーロッパ統合」
島田信吾(デュッセルドルフ大学教授)
Politik zwischen Differenz und Anerkennung: Multikulturalismus und das Problem der Menschenrechte「差異と承認の間の政治.マルチカルチュラリズムと人権問題」
9月2日 10:00~16:00
シビル・ファン・デア・ヴァルトSibylle van der Walt(グラスゴー大学講師)
Die Last der Vergangenheit und die kulturrelativistische Kritik an den Menschenrechten
「過去の負債と人権に対する文化相対主義的批判」
青山治城(神田外語大学教授)
Paradoxie der Menschenwürde「人間の尊厳のパラドクス」
第25回ドイツ応用倫理学研究会
国際シンポジウム「尊厳と価値」Internationale Tagung Würde und Werte
9月11日(日)~14日(火) 南山大学J棟1階特別合同研究室
9月11日(土)9:30~17:40
ディーター・シュトゥルマDieter Sturma (ボン大学教授)
Personen und Werte. Über Würde, Autonomie und das vergehende menschliche Leben
「人格と価値.尊厳・自律・終わりゆく人生」
松田純(静岡大学教授)
Menschenwürde und Japan「尊厳と日本」
マティアス・ケトナーMattias Kettner (ヴィッテン/ヘアデッケ大学教授)
Der vernünftige Sinn der Menschenwürde: Menschenwürde als Selbstschutz moralfähiger Wesen
「人間の尊厳の理性的意味.道徳的存在者の自己保存としての人間の尊厳」
9月12日(日)10:00~17:10
クリストフ・ホルンChristoph Horn (ボン大学教授)
Die antastbare und die unantastbare Würde des Menschen: Versuch einer Klärung
「傷つきうる人間の尊厳/傷つくことのない人間の尊厳.2つの概念理解の視点を明らかにする試み」
ギブソン松井佳子(神田外語大学教授)
The limits of egalitarianism: why human dignity requires extrinsic principles ― Jodi Picoult’s My Sister’ Keeper
「なぜ人間の尊厳は外在的な原理を必要とするのか?――ジョディ・ピコー『わたしのなかのあなた』」
ゲアハルト・シェーンリッヒGerhard Schönrich (ドレスデン工科大学教授)
Gibt es einen absoluten Wert? Versuch einer Begriffsbestimmung「絶対的価値は存在するか ――概念規定の試み」
9月13日(月)10:00~17:10
ミヒャエル・クヴァンテMichael Quante (ミュンスター大学教授)
Würde und Wert des menschlichen Lebens am Beispiel der Präimplantationsdiagnostik
「人間の生命の尊厳と価値――着床前診断の事例に即して」
別所良美(名古屋市立大学)
Basic income und Menschenwürde「ベーシックインカムと人間の尊厳」
ディーター・ビルンバッハーDieter Birnbacher (デュッセルドルフ大学教授)
Kann die Menschenwürde die Menschenrechte begründen?
「人間の尊厳は人権を基礎づけられるか」
9月14日(火)10:00~16:40
入江幸男 (大阪大学教授)
Was ist eine moralische Frage? — Ein dichtes moralisches Wort und die Würde des Menschen —「道徳的な問いとは何か?――濃い倫理的概念と人間の尊厳――」
ペーター・コスロフスキPeter Koslowski (アムステルダム自由大学教授)
Würde und Wert「尊厳と価値」
島田信吾(デュッセルドルフ大学教授)
Menschenwürde als Wert im deutsch-japanischen Vergleich
「社会的価値としての尊厳.比較文化的考察」
第26回ドイツ応用倫理学研究会
南山大学ヨーロッパ研究センター、外国語学部ドイツ学会共催講演会
12月14日(火)11:05~12:35 南山大学J棟特別合同研究室
トマス・ポッゲThomas Pogge (イェール大学教授)
「世界的貧困・人権・消極的義務」
World Poverty, Human Rights and Negative Duties
第27回ドイツ応用倫理学研究会
地域研究センター共同研究「ボローニャプロセス以後の欧米を中心とした大学制度の変貌と新しい学問状況」
(ヨーロッパ研究センター、外国語学部ドイツ学科共催)
松田純(静岡大学教授)
「人間の尊厳と日本の伝統的な生命観」
加藤泰史(南山大学教授)
「カントにおける尊厳の発見法的用法」
小林道太郎(大阪医科大学講師)
「日本のES細胞研究ガイドラインとその背景」
コメンテーター
別所良美(名古屋市立大学教授)、高畑祐人(名古屋大学非常勤講師)、福光瑞江(京都学園大学非常勤講師)
第28回ドイツ応用倫理学研究会
Workshop: “Leben, Sterben und Menschenwürde – ein deutsch-japanischer Workshop”
2010年3月3日14時~5日12時
開催場所 デュッセルドルフ大学ゲストハウス(ミッケルン城Schloss Mickeln)
3日
Shingo Shimada (Düsseldorf): Einleitung:
- Menschenwürde und kulturelle Differenz
Jun Matsuda (Shizuoka Universität): „Menschenwürde und traditionelle japanische Lebensanschauung“
Minou Friele (Universität Bonn): „Community Consent und individueller Informed Consent – ist eine Kombination beider Ansätze ethisch akzeptabel?“
Tatsuya Yamazaki (Sôka Universität): Die Würde des Menschen im europäischen Mittelalter
4日
- Menschenwürde in der Bioethik in Deutschland und Japan
Michitaro Kobayashi/Yasukiyo Saitô/Nobuaki Iwasa/Taiju Okochi: Japanese Guidelines for Emryonic Stem Cell Researches and their Social Background
Marc-Andre Wulf (Düsseldorf) Neuro-Enhancement
Keiko Matsui Gibson (Kanda University of International Studies): Bioethics from the Perspective of the Dead: Tada Tomio’s „The Well of Ignorance“
III. Menschenwürde am Ende des Lebens
Takeshi Nakazawa (Waseda Universität):Songen-shi (Würdevolles Sterben): Eine Wortprägung und ihre Geschichte bei der Einführung der Thanatologie in die japanische Gesellschaft
Celia Spoden (Düsseldorf): Selbstbestimmung am Lebensende
Christian Steineck (Zürich): Zweimal Menschenwürde: Bemerkenswertes aus der japanischen Diskussion zur Embryonenforschung
5日
Haruki Aoyama (Kanda University of International Studies): Leben im Recht
Dieter Birnbacher (Düsseldorf) : Eine pragmatische Begründung des Hirntodkriteriums
H 学会発表その他
カントにおける「統覚」の問題(中部哲学会、三重大学、1983年10月)
カントと志向性の問題(静岡大学哲学会、静岡大学、1983年11月)
(3)『純粋理性批判』における「形式論理学」と「超越論的論理学」との関係について(日本カント協会、名古屋大学、1984年11月)
(4)ハ-バマスのウィンチ批判(シンポジウム「ウィンチとその周辺」での提題)(名古屋哲学フォ-ラム、名古屋大学、1985年6月)
(5)カントにおける経験・判断・自己意識(現代哲学研究会、京都大学、1986年3月)
(6)哲学・現代・私(東海哲学フォ-ラム、浜松医科大学、1988年6月)
(7)カントと自己知の問題(名古屋デカルト研究会、名古屋大学、1989年4月)
(8)討議倫理学をめぐって(カント研究会、上智大学、1990年12月)
(9)『哲学と現代』第13号特集「転換期と解放の問題」をめぐって(名古屋哲学研究会、愛知県青年会館、1993年9月)
(10)「他者問題」と倫理学--カント・初期フィヒテ・討議倫理学--(南山学会、南山大学、1993年10月)
(11)「定言命法」の射程とその限界(静岡大学哲学会、静岡大学、1993年11月)
(12)フィヒテと相互主観性の問題(日本フィヒテ協会、東京大学、1993年11月)
(13)カント哲学と≪相互主観性≫の問題(カント協会、上智大学、1994年5月)
(14)討議倫理学のカント批判--≪二つ眼の市民≫はみずからのうちに他者の視点をとりこみうるか(シンポジウム「哲学はカントを超えうるか」での提題)(現代哲学研究会、京都大学、1994年9月)
(15)「歴史家論争」と「ショア-」をめぐって(名古屋哲学研究会、愛知県青年会館、1995年9月)
(16)“ Kant in der Diskussion der Moderne ”と現代ドイツ哲学(ヘ-ゲル研究会、明治大学、1995年10月)
(17)都市と情報--近代的都市空間と批判的公共性の問題--(東京工業大学人文・社会科学演習、東京工業大学工学部、1995年12月)
(18)啓蒙主義と都市の思想(名古屋哲学研究会、愛知県青年会館、1996年4月)
(19)歴史のパ-スペクティヴ性と西洋哲学史の可能性--18世紀的理性の可能性--(西洋哲学史研究会、金沢大学、1996年7月)
(20)現代カント研究と「カント研究会」の役割(カント研究会、上智大学、1996年12月)
(21)承認論再考(カント研究会、上智大学、1997年10月)
(22)人格と承認(哲学会、東京大学、1997年11月)
(23)大学と「公論の空間」(シンポジウム「カントの大学・教育論」での提題)(日本カント協会、上智大学、1997年11月)
(24)カントのÜbertragungstheorie について(カント研究会、上智大学、1998年9月)
(25)相互承認論の問題構制とその限界――高田純著『実践と相互人格性』(1997年)をめぐって――(ヘーゲル研究会、東京大学、1998年12月)
(26)討議倫理学の限界をめぐって(社会哲学研究会、大阪大学、1999年6月)
(27)現代承認論の位相――環境倫理学における「承認」の問題――(中部哲学会、愛知県立大学、2000年10月)
(28)共通課題 倫理思想史の遺産と課題における渋谷治美報告「カントとドイツ観念論の遺産と課題」に対する特定質問(日本倫理学会、東京大学、2000年10月)
(29)ヴィンデルバントと西洋哲学史の問題(哲学史研究会、金沢大学、2001年9月)
(30)『学部の争い』再読――カント大学論の現代的意義(京都ヘーゲル読書会、国際高等研究所、2002年1月)
(31)カントと超越論哲学の問題――ひとつの予備的スケッチ――(哲学史研究会、立命館大学、2002年9月)
(32)「理性の公共化」と「女性国際戦犯法廷」――ワークショップ・「現実の問題に対してどのように正義を論じることができるのか」への提題――(日本倫理学会、一橋大学、2002年10月)
(33)相互承認論と他者論――「シンポジウム・ 他者」への提題――(静岡大学哲学会、静岡大学、2002年11月)
(34)場所的構想力をめぐって――「シンポジウム・知と感性」への提題――(日本感性工学会感性哲学部会、東京工業大学、2003年3月)
(35)ディルタイとカントの実践哲学-「他者理解」あるいは“Übertragung”をめぐるカントとディルタイ-「シンポジウム・ディルタイとカント」への提題(日本ディルタイ協会、慶應義塾大学、2003年12月
(36)ネイションと公共性(名古屋哲学研究会、名古屋市立大学、2004年7月)
(37)国家と公共性(グローバル・エシックス研究会、明治学院大学、2004年7月)
(38)法的なるものと政治的なるもの--カントの「理性の公共的使用」をめぐって--「シンポジウム・カント哲学の現在」への提題(中部哲学会、名古屋市立大学、2004年10月)
(39)ナショナリズムとコスモポリタニズムをめぐるカントとフィヒテ--「シンポジウム・カントとフィヒテ」への提題--(日本フィヒテ協会、同志社大学、2004年11月)
(40)ドイツにおけるWirtschaftsethikあるいはUnternehmensethik--「ワークショップ・経済倫理の現在」への提言--(日本倫理学会、岡山大学、2005年10月)
(41)パトリオティズムとコスモポリタニズムの間--「共同討議・カントと愛国心」への提題--(日本カント協会、北海道大学、2006年11月)
(42)18世紀ドイツのパトリオティズムとカント哲学(名古屋哲学研究会、名古屋市立大学、2006年12月)
(43)和辻風土論の諸問題--「越境する身体」としての「旅行者」--(日本哲学史フォーラム、京都大学、2006年12月)
(44)正義と公共性ーー規範としての良心と規範としての自然
――(第87回公共哲学京都フォーラム、神戸ポートピアホテル、2008年12月)
(45)Armut in der gegenwaertigen japanischen Gesellschaft (Workshop “Angewandte Ethik in Deutschland unter der Perspektive des Kulturvergleichs”, Lehrstuhl Modernes Japan II, Universität Düsseldorf, März 2009)
(46)現代社会における「尊厳の毀損」としての貧困ーーシンポジウム「格差・平等・国家」への提題ーー(日本哲学会第68回大会、慶應義塾大学、2009年5月)
(47)Kant und Fichte über das Konzept des ewigen Friedens (Siebter Kongress der Internationalen Fichte-Gesellschaft (2009), Die Internationale Fichte-Gesellschaft, Brüssel, Oktober 2009)
(48)ニューロサイエンスと規範倫理ーー脳神経科学の挑戦と哲学の応答ーー・ワークショップ「ニューロサイエンスと規範倫理」への提題(哲学会第48回研究発表大会、東京大学、2009年10月)
(49) 和辻哲郎のカント解釈と風土的身体の問題(日本哲学史フォーラム、京都大学、2009年12月)
(50)Bioethics in modern Japan: The case for “Dignity of life” ( Workshop of the ZiF Research Group “Human Dignity and Medical Technology”: Dignity–Empirical, Cultural, and Normative Dimensions, Universität Bielefeld, July 17, 2010, [zusammen mit Keiko Matsui Gibson])
(51)オプティミズムとカタストローフの倫理学――「自然倫理学」の構想に向けて――・主題別討議「ライプニッツと現代」への提題 単独 2012年 日本倫理学会第63回大会 日本女子大学
(52)承認論のメリットとデメリット・セッション「承認論の現在-福祉・労働・承認の社会理論」への提題 単独 2012年 社会思想史学会第37回大会 一橋大学
(53)The Heuristic Use of Dignity in Kant’s Philosophy 単独 2017年7月23日 The 22. Hitotsubashi International Conference 一橋大学
(54)「文化と翻訳、あるいは文化の翻訳—翻訳をめぐる和辻とヘルダー・中間報告」 単独 2017年 中国社会科学院哲学研究所・日本哲学会・立命館大学人文科学研究所主催第五回日中哲学フォーラム 基調講演 立命館大学
(55)The Crisis of Humanities and Social Sciences (HSS) in Japan/The Impact of the Humanities and Social Sciences 単独 2017年 Deutsche Forschungsgemeinschaft(ドイツ学術協会)主催「The Impact of the Humanities and Social Sciences. Discussing Germany and Japan、13-15 November 2017, Tokyo」、German Cultural Center/Tokyo(東京ドイツ文化会館)招待講演
(56)「カントと公共性の問題―グローバルな公共性」の構築に向けて―」 単独 2018年 清華大学(中国)
(57)「尊厳概念史の再構築に向けて」 単独 2018年 中国社会科学院哲学研究所(中国) 招待講演
(58)Project 2023 WCP – Toward a Pluralized World Philosophy, General assembly of FISP(FÉDÉRATION INTERNATIONALE DES SOCIÉTÉS DE PHILOSOPHIE), 2018年8月16日、Peking University(北京大学)
(59)哲学および人文・社会科学における男女共同参画推進・若手研究者支援の理念、現状、そして展望−−日本哲学会の事例紹介−−、関西哲学会、2018年10月21日、龍谷大学
(60)人文学・社会科学の社会的インパクトとは何か?−−「学問の尊厳」と「学問の Civic Turn」−−、第6回一橋大学政策フォーラム、2019年2月3日、一橋大学
(61)「尊厳概念のグローバルスタンダードの構築に向けた理論的・概念史的・比較文化論的研究」への助走、小倉紀蔵研究室・第34回コロキアム2019年3月11日、京都大学
(62)Kant’s concept of the “public use of reason”, The 26. Hitotsubashi International Conference on Philosophy/Social Philosophy/Applied Ethics in Cooperation with the Kakenhi-Project (No.18H05218) and the 87th Japanese-German Association of Applied Ethics, 2019年3月24日,一橋大学
(63)Kant’sconcept of “a public use of reason” as a heuristic use, International Conference:"Kant and the Future of Humanity", 2019年6月7日, Peking University(中国)
(64)Opening Remarks on International Conference for the Philosophy of the Social Sciences: Human dignity and Well-being, March 23-24,2020 2020年3月23日
(65)「大災害から命を守る」第一回:災害/尊厳/文化 (2020年9月19日、愛知県立大学公開講座)
(66)「グローバリゼーションの哲学思想/人間の尊厳」(2020年11月11日 上智大学プロフェッショナル・スタディーズ講座)
I 教育業績
(1)金子晴勇編『人間学--その歴史と射程--』(共著、創文社、第I部第5章「啓蒙主義の人間学」担当、pp.72-86、1995年4月)
(2)高橋哲哉ほか『倫理-現在(いま)を未来((あす)につなげる-』(平成16年度用高等学校公民科用教科書)(共著、一橋出版、第2編第5・6・7章担当、pp.58-65、153pp. 2004年1月)
(3)加藤泰史ほか『指導資料・倫理-現在(いま)を未来((あす)につなげる-』(共著、一橋出版、第2編第5・6・7章担当、pp.118-133、272pp.、2004年2月)
(4)加藤泰史編『Unterwegs zur Diplomarbeit』(加藤ゼミ卒業論文資料、[124pp.]2007年6月、[120pp.]2008年6月、[123pp.]2009年10年)
(5)名古屋哲学教育研究会編『哲学教育を考える』2009年3月30日 「テクストから現場へ、そして再びテクストへー越境する哲学教育に向けてー」担当、pp.59-80.