PROFILE プロフィール
YASUSHI KATO
加藤 泰史
椙山女学園大学外国語学部国際教養学科教授
一橋大学名誉教授
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程を修了したのち、一年間の非常勤講師兼研究生を経て日本学術振興会特別研究員(実は第二期生である)に採用されたのちに南山大学文学部哲学科に専任講師として赴任しました。
そこで助教授から教授となり(したがって、准教授は経験したことがない)、2012年に一橋大学に、2020年に椙山女学園大学へ移りました。
LATEST RESEARCH 最新研究
尊厳学の確立:尊厳概念に基づく社会統合の学際的パラダイムの構築に向けて
Establishing the Field of "Dignity Studies":Toward an Interdisciplinary Paradigm of Social Integration Based on the Concept of Dignity
本研究領域では、「尊厳」を総合的に捉え直した上で、その研究成果を社会実装するために、「尊厳学」という学際的な学問分野の創生を目指す。
尊厳概念のグローバルスタンダードの構築に向けた
理論的・概念史的・比較文化論的研究
Towards a global standard of dignity as a philosophical concept: theoretical approaches, conceptual histories, and cross-cultural comparisons
本研究プロジェクトでは、尊厳概念を多角的な観点から総合的に分析した上で、従来は欧米中心であった解釈に対して、非欧米圏の議論を適切に繰り込んで、社会の民主主義化および多元主義化を推進できるような、多様性を踏まえた普遍妥当的な尊厳概念のグローバルスタンダードを日本から発信することを目指す。
Through an exhaustive analysis, the project will aim at proposing a universally valid concept of dignity which can accommodate diversity and at the same time serve as a global standard for the advancement of democratization and social pluralization.
NEWS お知らせ
WRITING 執筆・翻訳
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- 東洋学術研究 第63巻第1号/二つの戦後と「人間の尊厳」―社会統合の新たな理念としての「尊厳」―
- 講演内容掲載(東洋哲学研究所 2024/6/3)
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- カント政治哲学のコンテクスト
- ライダール・マリクス 著 加藤 泰史 監訳 2024/3
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- 問いとしての尊厳概念
- 加藤 泰史:編 2024/3
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- 逆境の中の尊厳概念 困難な時代の人権
- セイラ・ベンハビブ:著, 加藤 泰史:監訳 2023/11
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- 人文学・社会科学の社会的インパクト
- 加藤泰史(編)、松塚ゆかり(編) 2023/3
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- コロナ・トリアージ 資料と解説
- 加藤泰史 編 2023/3/15
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- 「人間の尊厳」とは─コロナ危機を経て─
- 公益財団法人日本学術協力財団(編)、加藤泰史(著)、香川知晶(著)他 2023/1/30
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- 立正大学人文科学研究所年報第59号
- 人文科学研究の中の「尊厳」概念研究
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- コロナ禍とトリアージを問う
- 土井 健司(編著), 田坂 さつき(編著), 加藤 泰史(編著)
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- 尊厳と生存
- 加藤 泰史:編著, 後藤 玲子:編著
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- スピノザと近代ドイツ 思想史の虚軸
- 加藤 泰史 編
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- 『思想』(2019年4月)「公共Ⅱ」
- 加藤 泰史 (著)、後藤玲子(著)他
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- 東アジアの尊厳概念
- 加藤 泰史:編, 小倉 紀蔵:編, 小島 毅:編
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- 理性の構成 カント実践哲学の探究
- オノラ・オニール:著, 加藤 泰史:監訳
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- 尊厳、公共性、物象化論(尊严、公共性与物化理论)
- インタビュー掲載(中国・中央編訳出版社)
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- 尊厳と社会(上)
- 加藤 泰史 (編集)、 小島 毅 (編集)
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- 尊厳と社会(下)
- 加藤 泰史 (編集)、 小島 毅 (編集)
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- Kant's Concept of Dignity
- Yasushi Kato (編集)、 Gerhard Schoenrich (編集)
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- Kant in der Diskussion der Moderne
- Gerhard Schoenrich (編集)、Yasushi Kato (編集)
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- 『思想』(2019年3月)「公共Ⅰ」
- 加藤 泰史 (著)、上野大樹 (著)他
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- 尊厳概念のダイナミズム: 哲学・応用倫理学論集
- 加藤 泰史 (編集)
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- 서양철학의 수용과 변용
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- 岩波書店版『カント全集 17巻』論理学・教育学
- 加藤 泰史 (翻訳)
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- カントと現代哲学
- 加藤 泰史 (編集), 舟場 保之 (編集)
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- 大学と学問の再編成に向けて
- 加藤 泰史 (編集)
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- カント・現代の論争に生きる〈上〉
- 坂部 恵 (編集), 加藤 泰史 (編集), ゲアハルト シェーンリッヒ (編集), 大橋 容一郎 (編集)
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- カント・現代の論争に生きる〈下〉
- 坂部 恵 (編集), 加藤 泰史 (編集), ゲアハルト シェーンリッヒ (編集), 大橋 容一郎 (編集), Gerhard Sch¨onrich (原著)
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- 再配分か承認か?―政治・哲学論争
- ナンシー フレイザー (著), アクセル ホネット (著), Nancy Fraser (原著), Axel Honneth (原著), 加藤 泰史 (翻訳)
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- 倫理学と対話―道徳的判断をめぐるカントと討議倫理学
- アルブレヒト ヴェルマー (著), Albrecht Wellmer (原著), 加藤 泰史 (翻訳), 御子柴 善之 (翻訳), 舟場 保之 (翻訳), 松本 大理 (翻訳), 庄司 信 (翻訳)
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- 生命倫理学: 自然と利害関心の間
- Dieter Birnbacher (原著), ディーター ビルンバッハー (著), 加藤 泰史 (翻訳), 高畑 祐人 (翻訳), 中澤 武 (翻訳)
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- 正義の他者 〈新装版〉: 実践哲学論集
- ミヒャエル クヴァンテ (著), Michael Quante (原著), 加藤 泰史 (翻訳)
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- 自然倫理学―― ひとつの見取図 (エコロジーの思想)
- アンゲーリカ・クレプス (著), 加藤 泰史 (翻訳), 高畑 祐人 (翻訳)
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- 人間の尊厳と人格の自律: 生命科学と民主主義的価値
- ミヒャエル クヴァンテ (著), Michael Quante (原著), 加藤 泰史 (翻訳)
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- 自然美学
- マルティン ゼール (著), Martin Seel (原著), 加藤 泰史 (翻訳), 平山 敬二 (翻訳)
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- カントと討議倫理学の問題―討議倫理学の限界と究極的基礎づけの価値/代償について
- ゲアハルト シェーンリッヒ (著), Gerhard Sch¨onrich (原著), 加藤 泰史 (翻訳)
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- 正義の他者―実践哲学論集
- アクセル ホネット (著), Axel Honneth (原著), 加藤 泰史 (翻訳), 日暮 雅夫 (翻訳)
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- 超越論的批判の理論
- 長倉 誠一 (編集), 大橋 容一郎 (編集), 加藤 泰史 (編集), カント研究会 (編集)
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- カント全集〈2〉前批判期論集(2)
- カント (著), 宮武 昭 (翻訳), 松山 寿一 (翻訳), 加藤 泰史 (翻訳), 久保 光志 (翻訳), 山本 道雄 (翻訳), 植村 恒一郎 (翻訳), 田山 令史 (翻訳)
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- 人間学―その歴史と射程
- 金子 晴勇 (編集)、加藤泰史(著)、他